どうも!ぬまスポ静岡市特派員の笹原です!
12月10日(日)に行われたB2リーグ戦第11節GAME2は、ベルテックス静岡は西地区1位のライジングゼファー福岡に77-89で敗れました。
前日の試合とは打って変わって、静岡のストロングポイントを消されるゲームとなってしまいました…。
2週間後の沼津のゲームは、今回と同じ福岡が相手。
注目すべきポイントをまとめましたので、是非ご一読の上、会場での熱い応援をお願いします!
注目すべきポイントをまとめましたので、是非ご一読の上、会場での熱い応援をお願いします!
ゲームレポート
この日の静岡のスタートは#0 山田 安斗夢選手、#3 岡田 雄三選手、#7 トーマス・ブロープレー選手、#25 ケニー・ローソン・ジュニア選手、#41 加納 誠也選手。
1Q立ち上がりの静岡の攻撃は#0 山田 安斗夢選手、#7 トーマス・ブロープレー選手、#25 ケニー・ローソン・ジュニア選手が3Pシュートを決め、好調な滑り出し。
一方福岡も#0 兒玉 貴通選手、#24 谷口 光貴選手が3Pシュートを決め双方一歩も引かない展開。
その後静岡は、#21 ジョン・ハーラー選手の得点や、#41 加納 誠也選手の3Pシュートなどで差を広げ、1Qを20-17とリードして終えます。
しかし、問題が発生したのが2Q。
静岡は福岡の強力なディフェンスの前に、なんと開始から5分間以上ノーゴール。
2Q残り4:24に#25 ケニー・ローソン・ジュニア選手が何とかゴール下からねじ込み、最初のゴールを奪います。
この間、福岡に12得点を奪われ、2Qを28-38と大きくリードを広げられてしまいます。
福岡の強力なディフェンスの前に、まったく得点を奪えません。
ハーフタイムを挟んで、なんとか流れを変えたい静岡でしたが、3Q立ち上がりも福岡の勢いが止まりません。
福岡の#24 谷口 光貴選手の2本3Pシュートなどで、2Q終わりからこの日最大の13点のスコアリングランを作られ、なんと20点差。
28-48と大きくリードを広げられてしまいます。
3ポイント成功率が現在リーグ1位の福岡。#24 谷口 光貴選手の3Pは要警戒!
静岡はここから司令塔の#3 岡田 雄三選手が自ら得点を奪いに行き、37-53と16点差まで縮めます。
しかし、すぐに福岡の#24 谷口 光貴選手や#34 パブロ・アギラール選手が得点を奪い返し、37-58とさらに差を広げられてしまいます。
ここで、やっとエンジンがかかり始めた静岡。
#16 橋本 尚明選手、#25 ケニー・ローソン・ジュニア選手の得点で、3Q残り2:50から13得点を奪い、50-63となんとか点差を縮めて3Qを終えます。
#25 ケニー・ローソン・ジュニア選手のフリースロー
4Qでの第逆転を期待したい静岡。
3Qから投入された、#6 大塚 勇人選手の3Pシュートなどで残り9:04で8点差まで迫りますが、ここから静岡はファウルで止めるシーンが多くなってしまいます。
福岡は#34 パブロ・アギラール選手の3Pシュートなどで再びリードを広げると、静岡のチームファウルで得たボーナススローをきっちり決めてリードを保ちます。
静岡は#7 トーマス・ブロープレー選手などが得点を奪いに行きますが点差を縮めることができず、77-89で福岡に敗れました。
沼津での注目ポイント!
この試合で福岡は強力なディフェンスで静岡の攻撃を封じる時間帯を多く作り出しました。
<福岡 ラモン・ロペス・スアレスHCの会見>
「1Qは簡単にスコアされている場面が多かったです。うちのディフェンスが良いポジションをとっていなかったので、3Pシュートを打たれる場面が何度もありました。そこを改善するためにいいポジションを取ろうという事を話しました。ピックアンドロール※1でもハンドラー※2に対してアグレッシブにする。そういったことが少ないミスにつながって、いいディフェンスができたのかと思います。」
今日のゲームでは福岡のヘッドコーチが語るように、静岡のピックアンドロールに対してファイトオーバー※3でついていこうとするシーンが目立ちました。
※1 ボールを持っている選手のディフェンダーに対して味方がスクリーン(ピック)をかけ、その後スクリーンした選手はターン(ロール)してゴールに向かうような戦術
※2 ピックアンドロールでボールを持っている選手のこと。
※3 ボールを持っている選手にぴったりとくっつくようにしてスクリーンをかわすディフェンスの方法。成功させるにはボールを持っているオフェンスに密着する必要があるのでとてもに疲れますが、最も効果の高い戦術です。
※1 ボールを持っている選手のディフェンダーに対して味方がスクリーン(ピック)をかけ、その後スクリーンした選手はターン(ロール)してゴールに向かうような戦術
※2 ピックアンドロールでボールを持っている選手のこと。
※3 ボールを持っている選手にぴったりとくっつくようにしてスクリーンをかわすディフェンスの方法。成功させるにはボールを持っているオフェンスに密着する必要があるのでとてもに疲れますが、最も効果の高い戦術です。
さらに、スクリーナーがフリーになりそうなときは早めにヘルプ※4が入るなど、非常に集中力の高いディフェンスをおこなっていました。
※4 別の人をマークしているディフェンスが助けに入るディフェンス
※4 別の人をマークしているディフェンスが助けに入るディフェンス
静岡は戦術としてピックアンドロールを多用しますが、これを粘り強く組織的なディフェンスで抑え込もうとした福岡。
沼津でのゲームはピックアンドロールがどれだけ機能するのかが注目すべきポイントの一つになりそうです。
もう一つの注目ポイントはリバウンドからの得点です。
セカンドチャンスポイントというオフェンスリバウンドから奪った得点を見ると
GAME1:静岡0点、福岡25点
GAME2:静岡8点、福岡23点
と、非常に大きな差があることがわかります。
GAME1では、福岡が得意とする3Pシュートの確率が8/32(25%)と振るわなかったにもかかわらず、接戦となったのはこのあたりに理由がありそうです。
静岡は、いかに福岡にオフェンスリバウンドをとらせないようにするか、そして、自分たちはオフェンスリバウンドからセカンドチャンスポイントにつなげられるかが勝敗を分ける鍵となるでしょう!
注目ポイントを確認したうえで、是非会場に足を運んでベルテックス静岡を応援しましょう!
注目ポイントを確認したうえで、是非会場に足を運んでベルテックス静岡を応援しましょう!