どうも！ぬまスポ静岡市特派員の笹原です！

1月6日（土）、7日（日）に行われたB2リーグ戦第16節。

ベルテックス静岡は山形ワイヴァンズをホームに迎えたゲームでしたが、

GAME1：92-103※OT有

GAME2：74-81

と両ゲームを落とし、前節から4連敗となってしまいました…。

今節は、メンバー3人が欠場する非常に厳しい状況ではありましたが、リーグ前半戦を勝率5割で終えられるかどうかという状況だっただけに、手痛い連敗となってしまいました。

GAME2のレポートともに、後半戦を勝ち抜くために必要なことを、これまでの結果から分析してみましょう！

今節は2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震の犠牲者のため、選手全員が喪章をつけてプレー。

また、ゲーム終了後は両チームの選手による募金活動も行われました。

GAME1に続き#6 大塚 勇人選手、#7 トーマス・ブロープレー選手、#8 新川 敬大選手が欠場。

戦力が足りず、前日のタフな試合の疲れが残る厳しい状況ですが、なんとかホームでの連敗は避けたいところ。

スタートは#0 山田 安斗夢選手、#3 岡田 雄三選手、#16 橋本 尚明選手、#21 ジョン・ハーラー選手、#25 ケニー・ローソン・ジュニア選手。

1Qは立ち上がりから山形の3Pシュートが良く決まり、リードを許す展開。

対する静岡は#21 ジョン・ハーラー選手、#25 ケニー・ローソン・ジュニア選手らの得点で山形に迫りますが、山形の#3 ジェームズ・ベル選手の3Pなどで突き放され、1Qを16-28で終えます。

2Qは静岡が得点すれば山形が取り返すという、一進一退の攻防。

#37 吉田 健太郎選手の3Pシュートなど、要所で得点はできるものの、流れをつかむ展開が作れません。

このまま差を縮めることができずに37-49でゲームを折り返します。

早い時間帯で追いつきたい静岡。

3Qの立ち上がりに#0 山田 安斗夢選手、#25 ケニー・ローソン・ジュニア選手の連続3Pシュートで一気に4点差まで縮めることに成功します。

しかし、ここからじりじりと山形に離されて3Q残り5:02で48-59とされると、ここから山形に3本の3Pシュートを含む14点を奪われ、53-73と3Q終了時点で20点差をつけられてしまいます。

3Qですでにゲームは決まってしまったかに思われましたが、ここから静岡が怒涛の反撃。

#25 ケニー・ローソン・ジュニア選手の連続3Pシュートなどで流れをつかむと、激しいディフェンスで相手に全く得点をさせずに徐々に山形に迫ります。

そして4Q残り1:51で#37 吉田 健太郎選手の3Pシュートが決まり71-79。

残り時間を考えるとかなり厳しい状況ではあるものの、一縷の望みが生まれた得点でしたが、直後のディフェンスで山形に得点され万事休す。

74-81で敗れ、手痛いホームゲームでの連敗となってしまいました。

今節を終えて13勝17敗と、借金4となったベルテックス静岡。

現在、西地区5位となっており、プレイオフ進出の当落線上という状況です。

※B2プレイオフは各地区1～3位と、残り8クラブの上位2クラブが進出。

これまでの戦績を見ると、下位チーム相手の試合は十分に戦えていますが、上位チームとの試合では善戦するものの、最後に競り負ける展開が多くなっています。

特に各地区2～4位のチームとは僅差のゲームになることが多く、このようなゲームをものにする勝負強さを持てるかどうかが、プレイオフ進出に大きく影響しそうです。

細かい成績を見て見ると、

平均得点：80.4（リーグ7位）

平均失点：80.4（リーグ7位）

平均リバウンド：36.5本（リーグ9位）

フィールドゴール成功率：45.5%（リーグ6位）

と、主要な指標はリーグ中盤の平均的なスコアが並んでいますが3P成功率は35.8％（リーグ2位）と好成績。

ただし、3位以下もこれに近い成功率をおさめているため、あまり大きな差がつく部分になっていないようにも思います。

また、上位チームに勝利したゲームのスコアを見て見ると

11/18　対山形　80-66

11/25　対神戸　78-77

11/26　対神戸　87-80

12/9　 対福岡　80-73

12/24　対福岡　88-74

となっていて、失点を80点以下に抑えることができた場合は勝率が高くなっています。

その理由は平均得点・平均失点を見ても明らかですので、やはりディフェンスは今後の成績の大きなポイントとなりそうです。