どうも!ぬまスポ静岡市特派員の笹原です!

1月20日(土)、21日(日)で行われたB2リーグ戦第17節。
ベルテックス静岡はバンビシャス奈良とホームで対戦し、

GAME1:66-75
GAME2:75-71

で1勝1敗という結果。
苦しんだものの、昨年から続いていた連敗を何とかストップすることに成功しました!







GAME1を落とし、昨年末のゲームから数えて5連敗となっていたベルテックス静岡。
プレイオフ進出を考えてもこれ以上負けることはできないGAME2を取材しました。

取材後のインタビューでは、前日のGAME1後に行われた選手間でのミーティングの話も伺うことができました。

ゲームレポート

前日のGAME1では序盤から一度も追いつくことができずに完敗を喫した静岡。
悪いムードを断ち切るためにも、何とか勝利をもぎ取りたいところ。

この日のスタートは#3 岡田 雄三選手、#7 トーマス・ブロープレー選手、#16 橋本 尚明選手、#25 ケニー・ローソン・ジュニア選手、#41 加納 誠也選手。

1Q序盤は両チームシュートが決まらず、ややスローな立ち上がり。
前日のロースコアゲームの印象が頭をよぎりますが、3分を過ぎた頃からゲームが動き始めます。
#25 ケニー・ローソン・ジュニア選手のインサイドからの得点と#7 トーマス・ブロープレー選手の3Pシュートでリズムを作ると、1Q残り3:38から#3 岡田 雄三選手の3Pシュートを含む7-0のスコアリングランに成功!
1Qを26-20でリードして終えます。

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#3 岡田 雄三選手の連続得点で流れをつかみました!

2Qも静岡の勢いが止まらず、#7 トーマス・ブロープレー選手や#37 吉田 健太郎選手の活躍で開始からこの日最大の13-0のスコアリングランを作り、一気に奈良を突き放します。
奈良もここから#22 シェイク・ムボジ選手らの得点で反撃を開始しますが、その後も静岡が着実に得点を重ねて前半を52-32という大差で折り返します。

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#37 吉田 健太郎選手の3Pシュートで一気にリードが広がりました!

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2Qタイムアウトには高橋 正純さんも登場!

3Qもこのままの勢いを維持したい静岡。
序盤に#25 ケニー・ローソン・ジュニア選手、#3 岡田 雄三選手が3Pシュートを決め、リードがこの日最大の25点差となります。

3Qで勝敗は決してしまったかに思われましたが、ここから信じられない展開が…。
これまでの攻撃が嘘のように、ピタリと得点が止まってしまった静岡。
約4分間ノーゴールが続くと、その間にジリジリと追い上げられ、徐々に奈良がリズムを取り戻していきます。
ディフェンスもうまくいかず、3Q終盤は奈良の攻撃をファウルで止める形が続きます。
献上したフリースローをきっちりと決められて3Qを62-52で終えますが、4Qになってもその流れは変わらず。

なんと、4Qも開始から10得点連続で奈良に奪われ、残り7:48でついに同点とされてしまいます。
#7 トーマス・ブロープレー選手の3Pシュートで再びリードしたものの、直後の奈良#11 キャメロン・ジャクソン選手の連続得点でついに逆転されてしまいます。

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後半だけで22点をあげた奈良の#11 キャメロン・ジャクソン選手

25点差をつけたにもかかわらず、このまま逆転負けとなってしまうのか…。
しかし今日の静岡はここから底力を見せました!

残り5:09で65-69と4点ビハインドの状況から、#25 ケニー・ローソン・ジュニア選手の3Pシュートで1点差に追いつくと、残り4:01で#7 トーマス・ブロープレー選手が再び3Pシュート決めて逆転に成功!
さらに、残り2:35にもブロープレー選手がミドルジャンパーを決めて73-69とリードを広げます。

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前日不調だった#7 トーマス・ブロープレー選手。この日は24得点と爆発。

残り0:49、静岡の#21 ジョン・ハーラー選手がファウルアウト。
このファウルを受けた奈良の#11 キャメロン・ジャクソン選手がフリースロー2本を沈めて73-71。
直後の静岡のオフェンスでは#7 トーマス・ブロープレー選手のファウルでターンオーバーとなり、次の奈良のオフェンスで逆転の可能性が…。

緊迫の場面、奈良の選択は#22 シェイク・ムボジ選手のピックからフリーになった#14 柳川 幹也選手が3Pシュート!
しかし、このシュートはリングにはじかれ、その後のルーズボールをとった奈良がパスミスしてターンオーバー!(危ない!)
最後は奈良がファウルゲームに持ち込みましたが、#7 トーマス・ブロープレー選手がきっちりフリースローを決めて75-71で勝利を収めました。

試合後のインタビュー

接戦に勝利して、何とか連敗を脱したベルテックス静岡。
試合後のインタビューではヘッドコーチ・選手のそれぞれから、苦しい状況を変えようと試行錯誤した様子がうかがえました。

<ファクンド・ミュラーHC>
私たちのプレーを戻さないといけないということを選手たちと話しました。(中略)もっとポジティブでなければいけない、悪い時でもしっかり戦わなければいけないという事を話しました。(以下略)

<橋本 尚明選手>
昨日の試合が終わってからみんなで話し合いました。自分たちは強いチームではないという話をして、もっとスタートからエナジーを出して自分たちのバスケットをしないといけないという話をしました。(以下略)

ミーティングで意見を出したのは?
僕、大塚選手、加納選手です。僕や大塚選手は今年から加入したこともあって、今までこういう話はしたことはありませんでした。しかし5連敗して、次に負けるとダダっといってしまうなと。僕はそういう経験を何度もしていて、過去には残留プレーオフも経験しています。その状況の選手は本当につらいんですね。(中略)そんな経験をこのチームにさせたくはないので、そこは伝えました。(以下略)


ベテラン選手が中心となって開かれたミーティングが功を奏し、連敗を脱したベルテックス静岡。
次戦以降も上位陣との厳しい戦いが続きますが、強い気持ちで勝利をつかんでほしいですね!

今日のベルティ
6
正座

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こちらの記事は、NPO法人グーニードッグスの協力の元、発信しています。
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