どうも！ぬまスポ静岡市特派員の笹原です！

前節の熊本戦から、接戦で連敗を続けていた静岡。

チームのメンタルが心配でしたが、今節GAME2で奈良に勝利し、連敗脱出です！

GAME1：69-70

GAME2：75-62

GAME1では残り1秒まで勝敗がわからない大接戦となりましたが、勝ち切れずに3連敗。

チームに漂っていた陰鬱なムードを吹き飛ばしたのは、キャプテン加納選手の“喝”だったようです。

それでは、白熱のGAME2のレポートをどうぞ！

プレイオフ進出に向けたワイルドカード争いで、現在当落線上のきわどい順位にいる静岡。

対する奈良も1ゲーム差で静岡を追っており、両チームともプレイオフ進出に向けて絶対に勝利が欲しいGAME2。

静岡のスタートは#3 岡田 雄三選手、#7 トーマス・ブロープレー選手、#16 橋本 尚明選手、#25 ケニー・ローソン・ジュニア選手、#41 加納 誠也選手といういつもの顔ぶれ。

1Q立ち上がりは奈良のペースで進みます。

#44 シャキール・ハインズ選手を中心にテンポよく得点重ねて、1Q残り4:39で7-17とリードされてしまいます。

対する静岡は#21 ジョン・ハーラー選手や#7 トーマス・ブロープレー選手を中心に攻撃を作り喰らいつきますが、点差を縮めることはできずに1Qを17-27で終えます。

2Qは一転、静岡が攻勢に出ます。

#21 ジョン・ハーラー選手の連続得点でリズムに乗ると、#25 ケニー・ローソン・ジュニア選手、#0 山田 安斗夢選手、#21 ジョン・ハーラー選手がそれぞれバスケットカウントを獲得。

全てのフリースローを決めてジリジリと点差を縮めると、#8 新川 敬大選手が3Pシュートを決めて2Q残り5:04で33-36とします。

その後は徹底したディフェンスで奈良の得点を封じた静岡。

奈良の攻撃を残りの5分間で5点に抑え込むと、その後も着実に得点を重ねます。

2Q終了間際には#3 岡田 雄三選手がディフェンスリバウンドからそのままボールを運んで得点を奪う“コースト・トゥ・コースト”で42-41と逆転に成功します。

3Qは両チームともディフェンスに傾注した結果、非常にロースコアな展開。

なかなか得点が入らずに我慢の時間帯が続きますが、そんな中で魅せたのが#0 山田 安斗夢選手。

3Q残り3:08からバスケットカウントを含む3連続得点で奈良を突き放し、3Qを57-52で終えます。

直近の3試合では劇的な展開となっている注目の4Q。

序盤は奈良の#44 シャキール・ハインズ選手が躍動し、残り5:41で62-61と1点差まで詰め寄られてしまいます。

しかし、ここから静岡は#21 ジョン・ハーラー選手のフリースローや、速攻からの#25 ケニー・ローソン・ジュニア選手の得点でリードを4点に広げると、残り4:17で#3 岡田 雄三選手がらディフェンス2人をかわす圧巻のワンマン速攻で追加点を奪います。

その後は集中したディフェンスで奈良にチャンスを与えなかった静岡。

残り1:12で#3 岡田 雄三選手がとどめの3Pシュートを決めて、75-62で勝利しました。

劇的な逆転負けなど、メンタル的にもきついゲームが続いていたベルテックス静岡。

チーム状態が心配でしたが、試合前のチームの様子について新川選手が語ってくれました。

昨日の試合を落としてしまって、今日最初のミーティングで加納選手が「今日は絶対に勝たなければいけない」という、喝を入れる一言があったんですけど、それで選手全員が勝ちに向かって同じベクトルで試合に臨むことができたので、こういう結果になったんじゃないかと思います。

ここ3試合落としていたので、今日は全員暗かったんですけど、こういう雰囲気じゃダメだと。自分たちは勝ちに来ているんだから、必ず勝とう！というような喝が入りました。

先週の熊本戦と昨日の試合を接戦で落としてしまったんですけど、昨日の試合後には橋本選手から「こういった接戦を落としているようではプレイオフには行けない」という言葉がありました。

接戦に弱いっていうところがうちの弱いところだと思いますが、（その言葉で）今日だけは負けられないという気持ちで全員が望めたのが勝ちにつながったと思います。

チームとしてモチベーションは維持はできていましたが、これまではうまく結果につながらないという状態でした。

弱気ににならず「自分たちならできる」という事を橋本選手も言っていたので、今日はそれを自信に変えて望めたかなと思います。