沼津から、静岡、東海、全国、そして世界へとダイヤモンドのように輝きを増していく挑戦者を応援し続けるドキュメンタリー記事『ミライダイヤモン(通称:ミラモン)』

今回ご紹介するのは、FCデルヴィエント沼津の加藤咲緑(かとうさり)選手です。

U11、U12の静岡県トレセンメンバーに選ばれ、昨年3月に行われた海外交流の韓国遠征18名のメンバーにも選出されました。
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また、日本サッカー協会(JFA)が選手育成のために設けているトレセンの中の一つ「ナショナルトレセン」。各地域より選抜という形で選び抜かれた選手に、未来の日本代表として活躍できるようトレーニング、レクチャー等が行われます。

ナショナルトレセンU12東海地区にも選出されました。
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そんな加藤咲緑選手のお話を伺ってきました。

サッカーを始めたキッカケ

「6歳上のお兄ちゃんがサッカーをやっていて、みていて楽しそうだなと思って」

小さい頃からサッカーが身近にあり、きちんと習い始めたのは幼稚園年中(5歳)から。最初はフットサルだった。小学生にあがるタイミングでごくごく自然にサッカーチームに通い始めた。

「小さい時からかけっこも速く、運動に関しては、言われたことはわりとなんでも出来るタイプです」と笑う。
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サッカーの好きなところは?

「やっぱりシュートを決めたら気持ちいい!そして、周りがみんな喜んでくれる!」

「ゴールを決めた瞬間にみんなが集まってきてくれる、あの瞬間も好き」

現在のポジションは、右ハーフかボランチ。「シュートを常に狙っている」と言う。

「お母さんやお父さんから「すごいね」って言ってもらえるのも嬉しいから、どんどんサッカーが好きになりました」

自分のプレーで身近な人や仲間が喜んでくれることが、より高みを目指すモチベーションになっている。

男子の中でプレーするのは?

「県トレセンとか初めての時は心細いけど、いざ、練習や試合が始まれば全然関係ないです。上手い選手とプレー出来て楽しいです」

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普段はデルヴィエント沼津に所属(2024年3月卒団)。5年生と6年生では県トレセンにも選出され、男子の中、女子ひとりでプレーをする場面が多くあるが、男子だろうが女子だろうがそんなことはあまり気にしていないと言う。

プレッシャーは感じる?

「いいプレーしないと!と緊張したりはします」

そんな時は自分が落ち着くプレーをするのだそう。

「自分のプレーに戻すっていう感覚です」と。

気持ちの切り替えはわりと早い方だと自分自身を分析する。


コーチの存在

咲緑選手にとって、デルヴィエント沼津のヘッドコーチである新倉コーチの存在が大きい。
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「新倉コーチに褒められたいといつも思っています」と笑う。

新倉コーチは三中・富士見高校出身、社会人リーグでゴールキーパーとして活躍。5人制サッカーの日本代表としてUAEのW杯出場経験を持つ。

「コーチが教えてくれることを忠実にやると上手くいくし、それが自信になる」

小さい時から自分をみてくれているコーチに絶対的な信頼を寄せる。指導者を信じ、その言葉を理解しようとする思考がきっと咲緑選手のプレー向上に繋がっているのだと思う。

小1から書きつづけているサッカーノート。最初の頃はサッカーノートというよりもコーチとの交換日記のようだったそう。

憧れている選手は?

「伊東純也選手。自分のポジションと同じ右ハーフで、スピードがあって縦にドリブルしてどんどん抜いていくプレーがカッコいいから」

「自分も伊東選手のように観ている人をワクワクするプレーがしたい」
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観ている人が喜んでくれるような、ワクワクしてくれるような、そんな見せるプレーを極めたいと言う。

尊敬する人は?

迷いなく「大谷翔平」と答えた

日本中の小学校にグローブを寄贈したことをあげ、自分も影響力がある人になって、自分以外の人になにかを還元できたら、、、そんな目標も話してくれた。

大事にしていることは?

「チームメイトがいいプレーをしても、ダメなプレーをしてもいい言葉掛けが出来るようにと意識している」

「チームメイトを大事にしたい、いい雰囲気でプレーしたい、勝つことも大事だけど楽しくサッカーをやりたい」そんな気持ちがヒシヒシと感じられた。そこには、他喜力(自分以外の人を喜ばせる力)も働いているのだろう。

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自分の性格は?

「負けず嫌い」

最近、ルービックキューブにはまっているのだそう。

なかなか全面の色が揃えられなくて悔しくて、何度もYouTubeをみて揃え方をノートに書いて、今では簡単に全面揃えられるようになったと笑う。

将来の夢は?

「プロサッカー選手になって海外でプレーすること」

「化け物のような相手から怖がられるような選手になりたい」「これは新倉コーチからそういう選手になれよって言われて、そういう選手になりたいと思うようになりました!」と笑う。どこまでも師弟関係の絆は強い。

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好きな教科:体育・図工
嫌いな教科:算数

好きな食べ物:肉・茶碗蒸し・お母さんが作る野菜スープ
嫌いな食べ物:野菜(特に緑の野菜)


「サッカーを1日やらないとウズウズしちゃう。暇ならサッカーをしたい」と話してくれた咲緑選手。無駄な言葉を並べず、質問にズバッと答えてくれたのが印象的で意思の強さを感じました。

この3月に小学校を卒業し、中学校はサッカーの強豪校である藤枝順心中学校への進学が決まっています。「今の小学校の友達と離れるのは寂しいけど、夢があってそこに最短距離でいくために順心に行くことを決めました」その言葉はまっすぐで力強く、聞いているこちらが気持ちいい。「通学の電車の中とかは不安だけど、サッカーに関すること、プレーのことには不安はない」、大好きなサッカーを思いっきり出来る環境に自ら飛び込んでいく、そんな咲緑選手をカッコいいと思いました。

順心中学校の先にある順心高校は、今年の全国高校女子選手権で史上最高7回目の優勝を飾った女子サッカー強豪校。さらにその先を見据えた咲緑選手の無限の可能性が今からとても楽しみです。

ぬまスポでは、引き続き咲緑選を応援していきます!!!



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