柔道の小学生全国大会が廃止に
3月に、全日本柔道連盟(全柔連)が、毎年夏に開催していた「全国小学生学年別大会」を、今年度から廃止する方針を決定。大きな話題になりましたね。

廃止理由としては、「行き過ぎた勝利至上主義が散見される」とのこと。

この大会、全柔連が唯一、単独主催する小学生の全国大会。
5、6年生対象の個人戦で、重量級と軽量級に分かれて戦う大会だったそうです。

体重別のため、子供に無理な減量を強いたり、勝ちにこだわるあまり、組み手に終始した戦法を取らせたり、指導者や親が熱くなって審判に罵声を浴びせたりと、様々な問題があったようですね。

▶全柔連の通知詳細はこちら

室伏スポーツ庁長官は賛成みたい
この全柔連の決定に関し、賛否両論、様々な意見が出されてますよね。
ネット叩くとたくさん出てきます。
小学生全国大会考える_イメージ
沼津市出身の室伏広治スポーツ庁長官は、個人的な意見としながらも「競技者の少ない小学生年代では、真の全国1位とは言えないのでは?」「子どもの頃は1つの種目に偏るより、いろいろなスポーツを体験し、好きなスポーツを見つけてやってほしい」といった、賛成の考えを示されてるようですね。

日本スポーツ協会でも、自らが主催するスポーツ少年団の全国大会(軟式野球、剣道、バレーボール、サッカー、ホッケーの5種目)の中止を検討していることを明らかにし、今年度中に結論を出すみたい。

ちなみに欧米なんかでも、小学生の全国大会は、基本廃止としているようで、世界的なトレンドのようですね。

でも大会廃止で目標なくなりモチベーション維持が難しい・・・
でも現実問題、こうした大会への出場や好成績を目標に、日々の練習を頑張っている子供たちや指導者が多く存在するのも事実・・・。
これからの目標やモチベーションどうしましょ?って声も聞かれますよね。

ちなみに、柔道の小学生全国大会、全柔連主催の「全国小学生学年別柔道大会」(個人戦)は廃止決定されましたが、日本武道館などが主催の「全日本少年少女武道錬成大会」(団体戦)は存続するみたい。
要は、小学生の全国柔道大会が全て無くなる訳ではなく、「個人戦は廃止するけど、団体戦は残す」ことでバランスを取ってるみたい。

子供たちのスポーツ環境の変革期!しっかり議論を!
前記事で、「中体連への民間クラブ参入」「部活動の地域移行」も紹介しましたが、いま、子供たちのスポーツ環境が大きく変わろうとしてます。
▼前記事はこちら




大人たちが子供ファーストで議論をして、より良い答えを出していって欲しいですね!

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